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KENT BLOG

ありがとうエラン

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お知らせ画像 ご訪問ありがとうございます。

暗い話題で申し訳ないのですが、
3月18日午前2時35分に、エラン君が亡くなりました。
2月3日に突然起立不能となり、
CT/MRI検査で脳炎と小脳ヘルニアの診断。
また元気になることを願って精一杯の治療を行い
一旦は回復傾向にあったのですが、
1週間前からまた悪化し、昨日息をひきとりました。
回復を願って注文した車椅子も
全く使われることはありませんでした。

動物はそれぞれのご家庭の家族の一員
「飼い主さん」ではなく「家族・お父さん・お母さん」
その考えで私自身もスタッフも診療させていただいているのですが、
肝心の私自身が、エランに家族らしい事を十分できていませんでした。
最近、お出掛けにも連れて行ってない事に気づき
暖かくなったら一緒に花見にでも行こう
と思っていた矢先の出来事でした。

今更ながら後悔することが沢山なのですが
唯一の救いは看病する時間をエランが与えれくれ
私に膝の上で息をひきとってくれたことです。
小脳ヘルニアでその時点で亡くなっていてもおかしくない状態から
1ヶ月半も頑張ってくれました。
脳炎からの記憶障害が疑われ、
私のことも分からなくなっていた感じだったのですが
妻が言うには
「点眼する時に先生にだけ反抗するってことは、忘れてないよ」
とのことでした。
(口蓋裂があって母乳を吸えなかったので、生まれた直後から母犬から離し、
 当時獣医師なりたての未熟な私が悪い意味で手厚く育てたため、
 私は完全にナメられていました)

おととい夜から呼吸が怪しくなってきたので
膝の上に抱っこして過ごしていたのですが、
呼吸が弱く遠くなり失禁したので、
いよいよ最期だと思い
「もう頑張らんでいいよ」
と声をかけると
また息を吹き返して30分くらい頑張る
というのを2回繰り返し、
3回目に息をひきとりました。
最期までしぶとい子でした。

私を完全にナメていて
本当に悪ゴロな子でしたが、
そこが可愛いところでもあり
最期のしぶとさもエランらしかったなぁと思います。

口蓋裂・膝の手術も経験させてくれ
私の勤務医時代は何度も超音波検査の練習に協力してくれ(させられ?)
開業後は供血犬として他のワンちゃんを助けてくれたこともありました。

そして最後に
明日を保証された生命などない
だから
「いつか」「今度」「近いうちに」
ではなく
「気付いた時にすぐ」
行動に移し
「今」
を大切にしないと後悔するという事を
改めて教えてくれました。

エラン 今までありがとう。