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KENT BLOG

災害に備えて

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お知らせ画像 ご訪問ありがとうございます。
先日のVMAT講習会のご報告(http://www.kentpet.com/blog-single.php?cd=34)の続きです。
このVMAT講習会の時に、伴侶動物の防災についてのとても良い絵本の紹介がありました。
動物の防災について、平常時からどのような対策をしておけば良いか
とてもわかりやすく書かれています。
本ブログの表示画像の絵本で、待合の本棚に置いてあります。
絵本なのですぐに読み終われますので
待ち時間等にぜひお読みください。

※amazonで4000円弱で見つけて、
「えらく高い絵本だな」
と思いつつも購入し、
届いてみたら、定価1200円・・・
少ない本らしくプレミア価格だったようです(涙)

それと、前回のご報告の時に、後日改めて報告しますとお伝えしていた内容ですが。
今まで伝えきれていなかった事情というのは、
東日本大震災の後にマイクロチップの重要性を伝えた獣医師の方が
震災便乗の宣伝と叩かれていたことがあり、
私が伝えたい内容も、ともすればそのように受け取られる可能性があるためでした。
ずっとお伝えするか悩んでいましたが、誤解を恐れずお伝えします。

この本にも、防災グッズの準備についての内容で
5日分以上のフードと水の確保と書かれていますが、
「フードは開けているものと別に未開封のものを1つ確保」
をお勧めします。
人間の防災食の場合、いざ必要になった時、
「どこにあったっけ?」あるいは「期限すぎとるばい・・・」
ということになっている可能性もありますが、
フードを食べているワンちゃんネコちゃんの場合、
普段の食事がそのまま防災食となります。
「開けているフードがなくなったら、防災用フードを開けて、
新しく買ったフードを防災用に確保」
これを繰り返せば、防災食が期限切れになることはありません。
そして、フードは開封後1ヶ月以内で食べきれる量が目安とされているので
常に約1ヶ月の備蓄はあることになります。
また、備蓄用フードを人の防災セットと一緒に保管することになるため
防災セットの場所や中身を定期的に把握することにもつながります。
(日常のうっかり買い忘れにも対応することができます)

熊本震災の時にVMATとして熊本に行った際、
大切なことは「自助」だと痛感しました。
災害急性期は地元の獣医師も同じく被災者であるため
地元や隣県からの支援体制が整うのには時間がかかります。
通常食を扱うショップやホームセンターも
療法食を扱う動物病院も
全ての動物の分の防災食を備蓄しておく事は不可能です。

フードだけでなく、慢性疾患の動物にとっては薬も大切です。
当院も、慢性疾患を抱えた動物の防災について対策を考えていかねばなりません。
それについても皆で話し合い、後日お伝えいたします。

また、避難所では人も動物もストレスがかかりますので
通常では我慢できる吠え声などが我慢できないという事態も想定されます。
クレートトレーニングも同行避難においてとても重要なことと思われます。

今回の講習会で改めて
人も動物も災害急性期をどう乗り越えていくか
それぞれのご家庭で準備しておくことが大切と感じました。